m
2018年12月11日僕がmの作品を始めて読んだのは、大学に入学したすぐにmの作品がベストセラーになり、ニュースで取り上げられていたので、気になってかってみた時だ
mの作品は、当時から日本を代表する作家のひとりであり、小説を少しでも読む人にとっては知らない人はいないぐらいだった
僕は小さい頃から小説が好きだったけど、なぜかmの作品は読んだことがなかった
僕は大正時代から昭和初期の作品を好んで読んでいたので、mのような昭和後期以降の作品には興味がなかったのだろう
mの作品をはじめて読んだのはノルウェイの森で、内容としては、若者の男女間の葛藤を描いたものだったと思う
この作品の僕の印象はとっても悪く、半分くらい読んだところで捨ててしまった
なんだか、オタクのような主人公が、女の子をナンパしてすぐにセックスをしてしまうありえない設定にあきれてしまったからだ
mの作品は、好き嫌いがすごく別れていて僕以外も上のような理由で嫌いだという友人に何人かあったことがある
その友人によると、mの作品はアメリカ文学の盗用も多いとのことだ
それから30歳になるまで、小説を読むことがすっかりなくなってしまった
理由はインターネットが発達して、本を読むよりもネットを見ている時間が圧倒的に増えたからだ
そんなとき、ふと立ち寄った古本屋に、mの処女作である風の歌を聴けが置いてあった
そのカバージャケットが、なんだか凄くオシャレに見えて、気に入ったので買ってみたのである
風の歌を聴けの作風も、ノルウェイの森と似ていたが、僕が歳をとったからか嫌味が少なく感じた
そして、終盤の、個人的にはとても印象的な節にふれたとき、僕の中で熱いものがこみ上げてきて、軽く身震いのようなものがあったことを覚えている
mの作品の特徴は、その独特の散文的な文体、無機質で無国籍な80年代の自由感を象徴するような物語
この作風はさっきも書いたように、好き嫌いが大変別れるところだろう
mの作品が嫌いな人は、なんとなく右翼思想の人に多い気がする
実は僕も大学時代までは、どちらかというと右寄りの人間で、歳をとるごとに左寄りによってきたとこがある
mの作品はその後も5作品くらい読んだが、結局、処女作を越えるものに出会えることはなかった
評論家の宮台真司も、mの作品は初期のもの以外読む価値がないようなことを言っていた
mは何年か前から、ノーベル文学賞の候補になり続けて、結局選考されないというのを繰り返している
正直言って、mがノーベル文学賞に値するかと言われれば僕はそうは思わない
mの作品は何か強い政治的メッセージがあるわけではなく、彼の作品の主人公の、ある意味力のないやる気のなさを自分の中で昇華して、どのように振る舞うか
mの作品の良さはそういうところにあるんだと思う
mの作品は、当時から日本を代表する作家のひとりであり、小説を少しでも読む人にとっては知らない人はいないぐらいだった
僕は小さい頃から小説が好きだったけど、なぜかmの作品は読んだことがなかった
僕は大正時代から昭和初期の作品を好んで読んでいたので、mのような昭和後期以降の作品には興味がなかったのだろう
mの作品をはじめて読んだのはノルウェイの森で、内容としては、若者の男女間の葛藤を描いたものだったと思う
この作品の僕の印象はとっても悪く、半分くらい読んだところで捨ててしまった
なんだか、オタクのような主人公が、女の子をナンパしてすぐにセックスをしてしまうありえない設定にあきれてしまったからだ
mの作品は、好き嫌いがすごく別れていて僕以外も上のような理由で嫌いだという友人に何人かあったことがある
その友人によると、mの作品はアメリカ文学の盗用も多いとのことだ
それから30歳になるまで、小説を読むことがすっかりなくなってしまった
理由はインターネットが発達して、本を読むよりもネットを見ている時間が圧倒的に増えたからだ
そんなとき、ふと立ち寄った古本屋に、mの処女作である風の歌を聴けが置いてあった
そのカバージャケットが、なんだか凄くオシャレに見えて、気に入ったので買ってみたのである
風の歌を聴けの作風も、ノルウェイの森と似ていたが、僕が歳をとったからか嫌味が少なく感じた
そして、終盤の、個人的にはとても印象的な節にふれたとき、僕の中で熱いものがこみ上げてきて、軽く身震いのようなものがあったことを覚えている
mの作品の特徴は、その独特の散文的な文体、無機質で無国籍な80年代の自由感を象徴するような物語
この作風はさっきも書いたように、好き嫌いが大変別れるところだろう
mの作品が嫌いな人は、なんとなく右翼思想の人に多い気がする
実は僕も大学時代までは、どちらかというと右寄りの人間で、歳をとるごとに左寄りによってきたとこがある
mの作品はその後も5作品くらい読んだが、結局、処女作を越えるものに出会えることはなかった
評論家の宮台真司も、mの作品は初期のもの以外読む価値がないようなことを言っていた
mは何年か前から、ノーベル文学賞の候補になり続けて、結局選考されないというのを繰り返している
正直言って、mがノーベル文学賞に値するかと言われれば僕はそうは思わない
mの作品は何か強い政治的メッセージがあるわけではなく、彼の作品の主人公の、ある意味力のないやる気のなさを自分の中で昇華して、どのように振る舞うか
mの作品の良さはそういうところにあるんだと思う
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